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自分の健康も、SDGsにも配慮できる“人と地球の未来をつくる「健康な食事」実践ガイド”を開発

2023年7月26日更新

ガイド開発の研究の一環として分担研究者である本学基幹研究院の赤松利恵教授が
研究代表者である女子栄養大学の林芙美准教授と共同でスマートミール(※)509食を解析。
温室効果ガス排出量(GHGE)を最も抑える肉類は鶏肉で
同カロリーでも主菜の食材選択によりGHGEは最大約10倍の差があることが判明。

 私たちの食事の在り方は、個人の健康だけでなく、社会や地球環境にも大きな影響を及ぼします。毎日の食事で、何をどう食べるか、食生活をめぐる諸問題の解決に向けて、健康面だけでなく、環境面にも配慮した食生活の実践をサポートするための”「健康な食事」実践ガイド”を開発しました。
 ガイドの開発過程において、健康と環境の両方に良い食事の在り方を探るために、スマートミール(※)認証を受けた食事(509食)を分析したところ、使用するたんぱく質源となる主菜の食材によって、環境負荷が大きく異なることを明らかにしています。

 本ガイドは、令和2~4年度厚生労働科学研究費補助金(循環器疾患?糖尿病等生活習慣病対策総合研究事業)によるもので、女子栄養大学 林 芙美准教授(食生態学研究室)が研究代表者となり、人々の健康と環境の双方に配慮した「健康な食事」の実践をサポートするために開発しました。
 本学基幹研究院自然科学系 赤松利恵教授は、分担研究者としてガイドの開発に関わりました。ガイドに関連し、スマートミールを用い、主菜のたんぱく質源別に温室効果ガス排出(GHGE)を検討し、このたび、論文を発表しました。

論文情報

○タイトル Estimation of Greenhouse Gas Emissions from Japanese Healthy Meals with Different Protein  Sources
○著者名 Himeno Sameshima, Rie Akamatsu, Fumi Hayashi, Yukari Takemi
○雑誌 Frontiers in Sustainable Food Systems
https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fsufs.2023.1232198/full 

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